こんにちは、株式会社ココリード代表の藤崎です。
講座や教材などの、いわゆるコンテンツ販売をするときに、クレジットカードの決済会社をどこにするかが大切です。
コンテンツ販売は年々審査が厳しくなっており、「副業系」「投資系」「恋愛系」「アダルト」「薬物系」「ギャンブル」に関しては、高確率で決済代行会社が審査NGを出す場合があります。
Brain、note、Tipsなどのコンテンツ販売プラットフォームもありますが、それらのプラットフォームも決済代行業者を使っており、審査は避けて通れません。
また、StripeやPaypalなどの海外プラットフォームは、使用している途中で決済がストップしてしまう場合もあります。
海外のため対応に時間がかかったり、最悪の場合、報酬を没収されてしまうなどの事例もあります。
また、オンラインサロンなどのサブスク系を運営している方は、決済代行サービスがストップすると月額会員のユーザーに再度決済してもらう必要があり、決済が中断されることの機会損失は計り知れないものとなります。
そこで今回は、コンテンツ販売をする上で有力な決済方法、そして決済代行サービスを2社紹介させていただきます。
銀行振込
まず、王道は銀行振込による決済でしょう。
銀行振込の場合、決済手数料を取られません。振込手数料のみです。
クレジットカード決済の手数料は平均3〜5%ですが、売上が月1000万になると月50万は決済手数料がかかることになります。
銀行振込の場合は振込手数料で最大700円ほど取られるだけですし、メジャーな銀行同士であれば振込手数料が0円なので、手数料が非常に安いのが特徴です。
また、銀行振込は導入もカンタンです。
フォームを用意して、申し込みがあったときに自動で口座情報を送るだけ。
お客からの振込が確認できたら商品を発送するだけなので、シンプルな仕組みで導入することができます。
また、この方法の応用として、Amazonギフト券での購入を可にしたり、Paypay や LINE payなどで決済する方法もあります。
高単価商品の販売時には利用が難しい手段ですが、単価〜5万までの商品であれば利用できる手段でしょう。
仮想通貨決済
これは見落としがちな方法ですが、仮想通貨を使った決済方法も有効です。
仮想通貨のウォレットを持っている場合は、コントラクトアドレスを共有しておくことで、BTC、ETH、ステーブルコインなどでの送金に対応できます。
送金してもらったらスクリーンショットを送ってもらい、商品を発送する、といったこともできます。
かかる費用はガス代(仮想通貨の計算費用)のみなのと、送金までほんの数分で完了するため、スピーディーな取引ができます。
海外のユーザーに商品を販売する場合は、仮想通貨を利用すればすぐに取引が完了します。
ここ数年で仮想通貨の注目度が高まり、利用するユーザーも増えてきたので、決済手段のひとつとして持っておくと有利です。
クレジットカード決済代行サービス
ではいよいよクレジットカード決済代行サービスを紹介しますが、デジタルコンテンツ販売に特化する場合は
・Paypal
・Stripe
・インフォカート
・テレコムクレジット
この4つが主流です。
ひとつずつ解説していきますね。
Paypal決済
Paypalはクレジットカード決済に対応しています。
Webにコードを貼り付けるだけでカンタンに決済システムを導入できます。アカウントの開設費用がかからず、月額費用もかかりません。
手数料は3.6%+1件あたり40円。平均より少し安い決済手数料です。
ただ、Paypalは一時期、デジタルコンテンツのみ販売するアカウントを一斉凍結したときがありました。
また、凍結時に売上を没収し、泣き寝入りをした経営者も多かったようです。
Paypalはシンガポールに拠点を置く海外決済代行サービスなので、サポートも外国人が対応します。
使用する場合は、相応のリスクもあることを念頭に、報酬が発生して貯まってきたら都度引き出すよう注意するといいでしょう。
ただ、通販で実物を扱っている場合や、オフラインを絡めたコンテンツ販売の場合は凍結リスクは少ないため、導入を検討してみてもいいかもしれません。
Stripe決済
Stripe決済は初期費用・月額費用なしで利用できるサービス。
2016年から始まったため急激にユーザー数を増やし、サービスの改善もアグレッシブに行われてます。
クレジットカード決済に対応していて、手数料は一律3.6%とわかりやすい料金体系。
アカウントの作成も数分程度で完了するため、経営者から個人事業主、副業で実践する方まで幅広い層に人気です。
また、サイト上で即時決済をすることも可能です。決済画面に遷移することが少ないため、ユーザーが離脱しやすい設計です。
ただ、Stripeも近年、デジタルコンテンツ販売のみの業者が凍結される事態が相次ぎました。
なかでも特に怪しいジャンル(出会い系や株・FX系など)はいきなり決済が止まる可能性があるので、1つに依存するのはやはり危険だということがわかります。
選ぶなら国内クレジットカード決済会社
やはり安定したクレジットカード決済会社は、国内の決済ラインを持つ会社です。
国内決済の場合、
・初期費用がかかること
・決済手数料がやや割高
・表記チェックがある
・導入まで時間がかかる
というデメリットはあるものの、サポートも日本人スタッフが対応してくれますし、1社に1人は担当者が付くことがあるため、不測の事態にも柔軟に対応してくれます。
弊社の主力事業では、国内決済代行サービスを使用しています。
もちろん、表記チェックがあるため誇大広告はNG。煽って販売したり、商品の中身と販売ページの実態がかけ離れたものは販売できません。
ですが、審査が通れば安定して決済ラインを使用することができます。
毎回、新しい決済代行会社を探しては凍結する・・・というイタチごっこを繰り返すのは機会損失も大きいはず。
そのため、国内クレジットカード決済サービスを使い、誇大広告を使わずとも安定して商品が売れる仕組みを作るのが最も有効な戦略だと考えています。
主なデジタルコンテンツ販売も可能な決済代行会社を紹介します。
インフォカート
インフォカートは、決済手数料8.1%で、分割決済も対応しています。
たとえば単価10万円の商品の場合、24回分割で月4166円で販売することも可能。
販売者側には一括で代金が支払われるため、売掛金を取りっぱぐれることもなくキャッシュフローが潤います。
キャッシュフローは経営者にとっては生命線のため、回収サイクルを早めるのであればとても心強い決済会社でしょう。
また、コンテンツを販売登録すればアフィリエイトシステムも利用できます。アフィリエイターのユーザー数も非常に多い老舗のプラットフォームなので、アフィリエイトによる販路拡大を戦略のひとつに組み込む場合は、ぜひ導入を検討してみてください。
テレコムクレジット
テレコムクレジットは、公式HP内で案内されているのですが、
・開設契約金(初期費用):20,000円〜
・システム利用料(月額):3000円〜
・手数料(カード会社手数料含):3.0%〜
・売上処理料(トランザクション費用):15円〜
※サービス内容によって変更します。
といった費用で利用できます。分割決済も使用できるため、比較的単価が高い商品の販売とも相性がいいです。
デジタルコンテンツ販売にも寛容に対応してもらえます。
近年のコンテンツ販売への審査が厳しくなっているなか、安定感が抜群の決済代行サービスです。
弊社でもすでに6年以上の付き合いのある決済サービスですので、担当者を紹介できます。
もし導入を検討されてる場合は会社ホームページとカンタンな自己紹介(SNSがあればリンク)を記載の上 cocolead01☆gmail.com までお問い合わせください。(☆を@に変換ください)。
クレジットカード決済サービスのまとめ
会社にとってのキャッシュとは、人体でいう血液だとよく言われてます。
ですので、キャッシュを生み出す生命線となるクレジットカード決済サービス、そして会計を相談できる税理士は、会社の命運を左右すると言っても過言ではありません。
特にデジタルコンテンツ販売は、市場規模が拡大してチャンスも増えるなか、徐々に審査の目が厳しくなっているのが実情です。
もちろん、詐欺や誇大広告の類は淘汰されていきますが、マジメにコンテンツ販売をしている会社にとっては死活問題ですよね。
ある日いきなり決済サービスが凍結されて利用不可になれば、ビジネスそのものが崩壊してしまうことになりかねません。
ですので、少なくともクレジットカード決済は2社以上契約して、決済システムのリスクヘッジをしておくことが大切です。
ぜひ、あなたのビジネスに最適な決済代行サービスを見つけ、上手に活用していきましょう。
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